【Nakabayashi】 Digio2 Q / MUS-TBLF134BK
スペック
型番 | MUS-TBLF134BK |
形式 | 親指トラックボール |
接続 | Bluetooth |
ボタン数 | 4 + 1(ホイール) |
ボール径 | 34mm |
ホイール | クリック可、チルトなし |
付属ソフト | なし |
電源 | 単4x2本 |
発売 | 2016年12月 |
参考価格 |
概要
小型の親指トラックボールの、Bluetooth 接続モデルです。
兄弟機種として有線モデル、独自無線モデルがあります。静音仕様を謳っていて、クリック、ホイール操作ともにクリック音が出ないタイプのスイッチを使用しています。トラックボールには珍しく、7色のカラーバリエーションがあるのも特色です。
長所
発売当時はほぼ唯一のBluetooth接続トラックボールでした。
小型で携帯性が良く、USBポートが少ないノートPCでは、USBポートを塞がないのは大きなメリットだと思います。
小型ながら、通常の親指トラックボールの本体部分を半分に裁ち落としたような形状で、ボール径は通常サイズを維持しています。そのため、ボールの操作感は案外普通です。
また、Bluetooth 接続のため、iPad や Androidタブレットでも使用できます。450〜1200dpi の解像度自動調整モードがあるのは、マウス感度調節が無い iOS や Android での使用を意識したものかもしれません。
短所
私の場合、本体が小さすぎて一旦は使用を断念しました。 通常の親指トラックボールのように、手のひらを本体で支持しようとするのが間違いで、手首を完全に机に落としたような持ち方に変更すると、割と普通に使えるようになりました。慣れれば問題ないとは思いますが、COVID-19でモバイル用途自体が無くなってしまったため今のところ常用するに至っていません。
繰球感は悪くないのですが、売り物の静音スイッチがフニャフニャした感触で、私にはかなり気持ち悪いものでした。私の場合は静音性はあまり必要ないので「ここが普通だったらまだしも……」と思いました。
また、ボタンのカスタマイズは一切出来ないため、基本の3ボタンマウスとして使う感じになります。(追加の2ボタンはブラウザの進む/戻るです。)
キーの割当例
この機種はキー割当変更不可です。
総評
発売当時はほぼ唯一のBluetooth接続のモバイルトラックボールとして貴重だったのですが、今ならエレコムの類似モデルとの比較になります。個人的にはエレコムの方が好みではありますが、エレコムのでは小さすぎる、という人には良いかもしれません。また、解像度自動調整モードはエレコムのモデルには無いので、その点は有利です。
ひとえにグリップ感とクリック感が合うかどうかが肝心と思われますので、店頭に展示機があれば(無さそうな気がしますが……)触って試して見て下さい。
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