【ELECOM】DEFT Pro / M-DPT1MRXBK
スペック
型番 | M-DPT1MRXBK |
形式 | 人差し指トラックボール |
接続 | Bluetooth/独自無線/有線 |
ボタン数 | 7 + 1(ホイール) + 2(チルト) |
ボール径 | 44mm |
ホイール | クリック可、チルト有 |
付属ソフト | エレコムマウスアシスタント |
電源 | 単3 x 1本(有線接続時は不要) |
発売 | 2018年4月 |
参考価格 |
概要
メーカー自ら「長寿命部品を使用することで、保証期間3年を実現」と謳う同社の高級モデルです。
有線 / 独自無線 / Bluetooth の3通りの接続ができるのが特徴的。
製品番号としてはMRBKとMRXBK という型番違いがあるのですが、違いはよく分かりませんでした。手元の製品は裏側に XBK と書いてあるので、この項ではXBKと記載しておきます。
長所
ボールはほどほどに大型で、露出面積も大きく、操作性は良好です。
好みのレベルにはなってくると思いますが、同社の HUGEに比べると、球の滑り出しにほとんど慣性を感じず軽く動き始めるため、私はこちらのほうが好みです。
ボタンのクリック感は良好で、操作していて心地よい押し心地です。
ボタン数も多く、付属ソフトでソフト別にも割り当てを変えられるため、ボタンに色々な機能を割り当てて使いたい方にも便利でしょう。
2台のPCにBluetoothと独自無線で接続し、切り替えて使用することができます。切り替えは親指手前のスイッチで切り替えます。(スイッチの切り替えで表示が青と赤に切り替わり、青がBluetooth)ほとんど使うことはありませんが、交換の電池が無いときは有線接続もできます。
本体の手を乗せる部分は梨地の表面処理がされていて、手に汗をかいてもペタペタしすぎず快適です。プラスチックの表面加工のようなので、昔よくあった「ラバー加工が経年劣化でべとべとになる」ようなことは起こらなそうです。(まだ2年半しか使っていませんが)
短所
これといった短所はありませんが、しいて言うなら…
Bluetooth 接続の安定性はほとんど問題ないレベルですが、PCがスリープから復帰した際などは、1~2秒カーソルが動かないことがあります。本機の問題というよりも、PC側のBluetoothの管理の問題かと思います。当然ですが、有線や独自無線で接続する場合は発生しません。
付属ソフトのエレコムマウスアシスタントは、マウスやトラックボールの複数台接続に対応していません。
マウスを併用したり、左手側にもトラックボールを配置したい場合、ボタン設定を一切カスタマイズしないか、別のマウス設定ソフトを重複インストールすることになります。
なお、私の環境ではLogicool SetPoint と共存して動作していますので、問題ないと言えば問題ないでしょう。
キーの割当例
HUGEと同様にボール左上の人差し指(Fn1)でダブルクリック、ホイール上の親指(戻るボタン)で中クリックを押せるようにしています。
ホイール手前のFn3は、押しにくく小さいボタンなので、常用は難しいかもしれません(割当例では割り当てなしになっています)
「進む」ボタンは立地が良いので何か割り当てたいところですが、現状特に思いつかず割当なしになっています。
ボール右側、右クリックのさらに右にあるFn2は、とりあえずマウスジェスチャーのキーにしていますが、あまり使っていません。
HUGE のレビューでも説明しましたが、ソフト別に割り当てを変更する事ができます。
私はあまり使いませんが、マウスジェスチャーも登録可能です。
総評
現行トラックボールの中では最高の機種だと言えます。
高級トラックボールという事で、Logicool の ErgoMX や 同社の HUGE との比較になりますが、ErgoMXは親指トラックボールなのでカーソルの操作性はやや劣る点があり、HUGEはサイズが大きすぎて操作姿勢にも制約があるため、総合的には本機が最も使いやすいと思います。
よほどのトラックボールマニアでなければ、本機を購入すればそれ以上のトラックボール遍歴は不要ということになるのではないでしょうか。
(さすがに持ち運びはできない大きさなので、別途モバイル用を1つ買うという事はあるかもしれません)